保育士6年の経験から学んだこと。子供と向き合う時間の大切さ

はじめに

こんにちは。この記事では、保育士として働いていた私の経験をもとに、子どもと向き合うことの大切さについてお話ししたいと思います。日々子育てに奮闘する保護者の皆さんに、少しでも役立つヒントをお届けできれば嬉しいです。

保育士としての日々

保育士時代、私が最も印象に残っているのは、子どもたちが見せる無限の可能性と成長のスピードです。一人ひとりが持つ個性に寄り添い、それぞれのペースで成長を見守ることは、とてもやりがいのある仕事でした。

例えば、初めて自分で靴を履けた子や、友達と仲直りができた子など、日々の小さな成長が積み重なる姿を見て、「子どもたちの可能性を信じること」の大切さを実感しました。それは、保育士としてだけでなく、親としての私自身にも深い影響を与えています。

親として大切にしたいこと

保育士時代に学んだことを活かして、現在は自分の子どもと接しています。その中で特に大切だと感じるのは、「子どもと向き合う時間を作る」ことです。

日々忙しい生活の中で、子どもとの時間を確保するのは簡単ではありません。でも、わずかな時間でも子どもと目を合わせて話したり、一緒に遊んだりすることで、親子の信頼関係が深まることを実感しています。

保育士として働いていた頃、家庭でたっぷり愛情を注がれている子どもたちは、保育園でも安心して過ごしている印象を受けました。親子の絆が子どもの自己肯定感を育み、それが他者との関係性にも良い影響を与えるのだと感じています。

保護者としての不安との向き合い方

保育士としての経験を活かしていても、保護者としての不安がゼロになるわけではありません。「子どもが他の子と比べて遅れているのではないか」「しつけの方法はこれでいいのか」など、悩むことは数え切れません。

ただ、保育士時代にたくさんの子どもたちと関わって感じたのは、「子どもにはそれぞれのタイミングがある」ということです。他の子と比べるのではなく、わが子のペースを尊重し、応援することが大切だと感じています。

また、周囲の保育士や他の保護者の方々と話すことで、不安が軽くなることもありました。保育園や幼稚園の先生に相談するのはもちろん、同じ悩みを持つ保護者同士で話をするだけでも気持ちが楽になります。

保育士から見た「子どもとの接し方」のポイント

保育士としての経験を通じて、保護者の皆さんにぜひお伝えしたいポイントがあります。

1. 小さな成長を見逃さない

子どもは毎日成長しています。初めてできたことや、昨日より少し頑張れたことを見つけて、ぜひ言葉にして伝えてください。「すごいね」「頑張ったね」と褒められることで、子どもは自信をつけていきます。

2. 友達や兄弟との関わり方をサポートする

友達や兄弟とトラブルになったとき、親として介入したくなることもあると思います。しかし、まずは子ども自身に解決を試みさせることが大切です。たとえうまくいかなくても、「次はどうする?」と一緒に考えることで、子どもの社会性が育まれます。

3. 人前で怒らない

保育士時代、子どもたちが周囲の目を気にする様子を多く目にしました。人前で怒られると、子どもは恥ずかしさや屈辱感を覚え、親子関係に溝が生じることもあります。注意したいときは、できるだけ二人きりになれるタイミングを選び、冷静に伝えることを心がけましょう。

4. ルールはシンプルに、一貫性を持って

子どもはルールが多すぎると混乱します。守ってほしいことはシンプルに伝え、一貫して守ることで子どもも安心して行動できます。

5. 失敗を受け入れる環境を作る

保育園では、失敗することを恐れず挑戦できる環境を作ることを大切にしていました。家庭でも「失敗してもいいよ」「次はどうしたらいいかな?」と声をかけることで、子どもは学びの姿勢を育むことができます。

6. 子どもの感情を受け止める

泣いたり怒ったりする子どもの感情は、決して「悪いもの」ではありません。まずは「どうして悲しいの?」「何に怒っているの?」と気持ちに寄り添い、話を聞いてあげることが重要です。自分の気持ちを言葉にする練習にもなります。

7. 子どもの「好き」を応援する

保育士として、多くの子どもが自分の「好きなこと」に没頭する姿を見てきました。興味を持ったことに集中する時間は、子どもの能力を伸ばす貴重なチャンスです。興味を示したことには、親も一緒になって関わると、子どもはさらに自信を持てるようになります。

8. 自分の余裕を大切にする

最後に、保育士としても保護者としても実感するのは、子どもと接する親がリラックスしていることの重要性です。自分の疲れを溜めすぎず、パートナーや周囲の助けを借りながら、心の余裕を保つことで、子どもにもポジティブな影響を与えられます。

おわりに

保育士として働いていた経験は、私にとって大切な宝物です。そして、その経験は今、母親としての日々に大きく役立っています。

保護者の皆さんも、きっと日々たくさんの悩みを抱えながら子育てをされていると思います。でも、子どもの笑顔や小さな成長は、かけがえのない喜びを与えてくれるものです。

ぜひ、無理をせず、自分のペースで子どもと向き合ってみてください。その時間が、親子の絆を深め、子どもにとっての大きな安心感につながるはずです。

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